医療植毛TOP > 毛髪研究所 > 毛髪基礎講座 > 第1回:毛根部の構造と働き
髪は皮膚の表面から3〜5ミリの深さにある毛母細胞が細胞分裂をすることによってつくられています。個人差がありますが、平均4年は細胞分裂が続く成長期です。その後、成長期が停止し、毛根の角化が始まる退行期に入ります。退行期は約2週間。そして寿命がきて抜ける準備をする休止期に入ります。
休止期に入ると、毛根は完全に角化し、次の毛と入れかわる準備のために次第に表面に押し上げられます。そして休止期に入ってから3〜6カ月で自然に抜け落ちてしまいます。
脱毛のとき、毛乳頭の組織が毛包に残り、これが新しい毛芽に包み込まれ、2〜3カ月かかって、新しい毛が皮膚から出てきます。
このヘアサイクルをコントロールしている毛穴の奥にある毛乳頭。毛乳頭は、髪の根元にある毛母細胞へ働きかける重要な働きをしており、なんらかの原因により、この働きが乱れると、毛母細胞は正常に増殖できず、抜け毛や薄毛の原因になります。
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