高須の医療植毛 -医療植毛の技術-

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世界トップレベルの高須式植毛技術

特殊な注射器で植えつけるニードル法

ニードル法の特殊に開発された特許をもつ器具は、高須クリニックだけの特殊技術。注射器のような特殊な器具を使って1本ずつ植毛します。注射針は直径が0.6〜0.810ミリ、内径が0.4ミリなので、この器具に装着する株分けしたドナーをつくることにハイテクニックを要します。また、移植にあたっては、皮膚組織の深さには個人差があるので、ハンドメイドで植えつけるときの正確さとスピードのために注射針のストッパーをその人にふさわしく調整。傷跡はなくなります。 また、1本ずつ注射式に植えつけていきますから、毛髪の流れを患者さんの好みにしたがって、デザインしたように植えつけることができます。

株分けの職人芸をもつスタッフは常時30名

採取したドナーを注射器に装着するほどに細く株分けする職人芸のできるスタッフを育成する人的資源に恵まれているのも高須クリニックの植毛技術と高めた大きな要因。植毛技術は医師だけでなく、スタッフと一体になって行うもので、患者さんから採取したドナーを切りわけるスタッフは常時30名ほど。1時間に300本も切りわけることができます。それを特殊器具に装着。医師が植毛をしていきます。こうしたオートメーション化が可能になったため、昔は8時間もかかっていた手術時間が、わずかに2時間程度で終了することになりました。

  • うつ伏せになった患者さんの後頭部から局所麻酔によってドナーを採取。後頭部から局所麻酔によってドナーを採取
  • 医師が患者さんの後頭部の縫合をしている間に、スタッフが株分けを開始。注射器に株分けした毛を装着。スタッフが株分けを開始。
  • 縫合が終わると同時に、移植を開始。医師が植えつける最中もスタッフは株分けを行い、手術終了までオートメーションで必要本数を移植する。

1000本の毛を移植する場合

医師2名、看護師2名、コンダクター1名、技術者5名の合計10名ほどでチームを組んで行います。大勢でかかわれば、その分、手術時間が短くなり、麻酔量も少なく、患者さんの負担も軽くなり、その分速くふつうの生活に戻れます。

手術時間短縮のメリット

植毛といっても、毛の生えている皮膚を丸ごと移植する皮膚移植にほかなりません。皮膚は非常に繊細な組織ですから、切り取った皮膚はできるだけ速く移植して血管につなげてやらなければなりません。速ければ速いほど生着率が高くなり、それを可能にしているのが高須クリニックの植毛技術。だから世界一の定着率を誇っています。

ニードル法だからできる試み

毛髪の先の毛乳頭と血管がつながり、そこから養分を得て毛髪は成長します。しかし、最近の研究では、この毛乳頭だけでは発毛せず、立毛筋付近にある発毛遺伝子から発毛するといわれています。これを論証するために、私たちは1本の毛髪を毛乳頭部分と発毛遺伝子部分に切りわけ、両方を同時に植える実験を繰り返しました。結果、明らかに発毛遺伝子部分から発毛することがわかりました。
発毛遺伝子部分は、植毛により周囲の脂肪層から養分を得て成長し、周囲の血管につながっていきます。そしてまた、1本の毛髪が成長することにより、周囲の毛穴から皮脂が分泌をし始め、発毛を誘発することにもなります。したがって将来的には、1本の毛髪から2本の発毛を可能にすることもできると考えています。

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