「増毛をしてみよう」、こう決心したときに問題になるのが「どの方法を選ぶか」です。薄毛で悩む人は数多く、その分、増毛法も少なくないのが実情。それぞれの増毛法が、当然「高い効果」をうたっているわけで、迷ってしまうのも仕方ありません。あらゆる角度から検討して、本当に役立つ増毛法は何なのか、徹底比較してみました。
育毛の目的は、抜け毛を防いで健康な髪を育てることです。育毛法の中心は育毛剤で、「塗る育毛剤」「飲む育毛剤」に大別されます。育毛剤のメリットは、比較的安価に手に入り、手軽に使用することができることです。うまく育毛が成功すれば、一番負担の少ない方法だと言えます。デメリットとして挙げられるのは、稀に副作用があること。また、即効性に欠け、効果自体に個人差があります。
増毛法として一般的なものは人工毛髪でしょう。自毛に結び付けたりして髪が増えたように見せます。増毛のメリットは、手術を受けたりする必要がないという負担の少なさと、量などの増減が比較的簡単のできる融通性です。けれど、どの方法にしても、「自毛ではない」という難点は気になります。また、増毛の多くは手入れが大変なものが多い上に、費用もかなりかかるものもあります。
薄毛の悩み対策として、もっとも一般的なものはカツラでしょう。カツラの技術もどんどん向上しています。ユーザーのサイズに合わせるので、しっかりと頭に装着し、しかも自然であり、ヘアスタイルも応用がきくというのが、現代のカツラです。ただ、自毛でないので伸びませんし、「不自然さ」が目立ってしまう場合もあります。また、メンテナンス・買い替えも必要になり、結局費用がかなり高額になってきます。
人工毛植毛の大きなメリットは「即効性」です。つまり、すぐに希望の量で希望のヘアスタイルを手に入れられるということです。また、自毛植毛と比較すると施術時間が短いという点もあります。けれど、「人工」のものを「植える」という方法なので、異物反応などが起きてしまうケースが少なからずあるようです。美容整形先進国の米国でも多くのトラブルがあったとされています。
現在最も薄毛の悩みに効果的と言われる方法は自毛植毛です。自毛植毛の優れている点は、まず植毛した毛が自分の自然な頭髪になるということ。基本的に、植毛した髪は再び抜け落ちることがありません。また、施術後の拒絶反応の心配もなく、ランニング費用もかかりません。ただ、自毛なので植毛する本数に限度があること、ドナーとして採取した部分にごくわずかな傷跡が残ることなどという側面があります。