毛髪研究所

医療植毛TOP毛髪研究所 > 毛髪基礎講座 > 第2回:毛髪サイクル(毛周期)

第2回:毛髪サイクル(毛周期)

生まれたときから体の成長が止まるまでは髪の毛も成長し続けます。体の成長がとまると髪の成長も止まり、成長しきった髪は日本人では約0.08ミリ、白人では0.06ミリ。その後、抜けたり生えたりを繰り返し、20年間で約0.01ミリ細くなり、40歳では0.07ミリ、60歳では0.06ミリになってしまいます。

髪の成長が止まると、つぎに生えかえるための準備期にうつります。移る間の短い期間を退行期といいます。そして本格的な休止期に入ります。そして休止期の終わりに自然に抜け落ちます。これが自然脱毛です。

その後2〜3カ月くらいの準備期間を経て、新しい毛が生えてきます。これを毛周期(ヘアサイクル)といい、通常は、この周期をくり返します。  つまり、成人してからの毛髪は、休むことなく連続的に成長を続け、ある時期がくると成長が止まり、やがて抜け落ち、そしてまた新しい毛が生え始める……ということをくり返しているのです。

【頭髪コラム】
1本の毛が生えてから抜け落ちるまで、男性の場合には2〜5年、女性の場合には4〜7年、といわれています。
しかし、まれには15年も20年も伸び続ける人もいます。髪の毛の量が常にさほど変わらないのは、ヘアサイクルが異なる毛髪が抜けたり生えたりを繰り返すからで、ヘアサイクルから逆算すると、1日 50〜100本程度が抜けている勘定になります。
したがって、その程度の抜け毛はごく自然で健康な髪のサイクルです。