植毛の歴史

なんらかの因子によって毛が薄くなってしまい、ふつうの毛と同じように生え、二度と薄毛にならない方法はないものか、と模索したところでたどり着くのが、医療植毛の技術です。植毛の歴史は古く、今に始まった施術ではありませんが、現代医療の長足の進歩とともに、誰でもが手 の届く治療法として再認識されています。医療というように、これまでのような薬品会社や美容関係の企業が扱うことのできない医療行為であり、抜本的な外科 治療です。

養毛・育毛

昭和初期から髪の毛が薄くなってくると、養毛トニックをふりかけ、頭皮をマッサージする男性が多くなっていました。頭皮を刺激することにより血行をよくすれば、髪の毛が生えないまでも養生することができるという発想でした。いつしか養毛は育毛に名を変えると同時に、もっと一歩積極的に毛を太くたくましく育てるという意味が込められました。

発毛

しかし、どんなに養毛、育毛剤で手当をしても、その結果にあまり変わりはありません。そこで、どんなに手入れしても抜け落ちる毛髪ならば、いっそ抜けないように発毛を促す薬剤をつければ……という発想で開発されたのが発毛剤です。毛の成長を促す毛根組織を刺激し、血行をよくするなどの方法論を講じてなんとか成長させようとするものです。しかし、夢の“毛はえ薬”もその結果はイマイチ。それでもまだ、発毛市場はにぎやかで、毛根組織を再生しようとい う研究がさかんに行われています。

増毛

もうひとつの方法が増毛です。1本の自分の毛に複数の人工毛髪を結びつけたり埋め込んだりして増やす方法ですが、自分の毛は伸びるので、結びつけた部分もいっしょに位置変更、不自然になるため、常にメンテナンスが必要になります。

人工毛植毛

人工毛移植とは、ナイロン、塩化ビニル、あるいは誰の毛かわからない人毛を皮膚に植えつける方法です。これらのものを皮膚に直接植えつけると、皮膚は当然異物を排除しようとする生体反応をおこします。この異物反応によって、植えつけた部分が赤く腫れ上がったり、細菌が入り込んで膿んでしまったりします。そしていずれ抜け落ちてしましますが、そのあとの皮膚は、ガサガサとして硬くなり、穴があいたようになることもあります。また「人工毛の寿命は2年」といわれるように、抜け落ちてしまうことから施術を繰り返さなければならず、その費用も膨大なものになります。しかし、異物反応を起こさない人工毛の開発も研究されているので、そうした物質が開発されれば、患者さん側のダメージも半分になるし、医師の手間や技術も大幅にカットされることになり、まさに医療植毛革命といえる事態がおこるのではないか、と期待されています。

生毛(自毛)植毛

ひと口に植毛といっても、それにはふた通りがあります。ナイロンや塩化ビニル、あるいは誰のものかわからない人毛などを、自分の毛の間に植えつける人工毛植毛と、自分の毛を自分の薄毛た部分に移植する生毛植毛です。いずれであっても、植毛は皮膚への直接の施術ですから、医療行為であり、それゆえ医療植毛といいます。

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